
まめに働き、生真面目で、だけど心はやわらかで……髪結床で将棋さし、長屋の子どもとひとっぷろ。
七輪かこんでカマスを焼けばお猫がにゃ〜と寄ってくる。
江戸を生きた’ふつうの人々’の暮らしをやさしく丁寧に活写する傑作短編集、心にしみる完結巻◎朝日新聞「読書」欄&「月刊 学校給食」掲載◎フリースタイル「このマンガを読め!
2024」第16位【収録話】手習い髪結いまし゛ない湯屋観音祭大八車怪談お盆魚河岸太平稲荷ずし屋根七輪火鉢東風
オムニバス・短編集
まめに働き、生真面目で、だけど心はやわらかで……髪結床で将棋さし、長屋の子どもとひとっぷろ。
七輪かこんでカマスを焼けばお猫がにゃ〜と寄ってくる。
江戸を生きた’ふつうの人々’の暮らしをやさしく丁寧に活写する傑作短編集、心にしみる完結巻◎朝日新聞「読書」欄&「月刊 学校給食」掲載◎フリースタイル「このマンガを読め!
2024」第16位【収録話】手習い髪結いまし゛ない湯屋観音祭大八車怪談お盆魚河岸太平稲荷ずし屋根七輪火鉢東風
コメント
と思って購入。
いいなあ、粋でいなせであたたかくて優しい世界。
「まめで四角でやわらかで」という題名がぴったり。
飢饉や疫病、改革、犯罪など色々なことはあれど、約260年も太平の世が続いたなんてすごいことだと思う。
先日ついに明治生まれの人が日本にはいなくなってしまったけど、今、令和の時代に昭和を懐かしむように明治生まれの人は江戸時代を懐かしんでいたと思うとすごく身近だ―って思う。
明治時代は約45年だから明治45年生まれでも江戸の時代はたった45年前のことだったと思うとすごいワクワクしてしまう。
江戸時代の小説が好きで、それに伴って江戸地図とか江戸の生活とか江戸の料理本など本も読んでいるけれど、こちらは漫画なので江戸の日常がすぐ目の前にあるようにとても身近に表現されている。
こんな風な江戸文化紹介も兼ねたような読みやすい漫画ってあったかな。
発想がとても良いと思う。
精密な絵ではないのだけど人間のまるみとかやわらかさがとても上手にやわらかいタッチで描かれていて子供は可愛いし、おばちゃんは本当におばちゃんだし、じいさんはじいさん、あーそこらへんにいそういそうって思いながら読んだ。
昔購入したジブリのアニメーター近藤喜文さんの「ふとふり返ると」というイラスト集があって、その絵もすぐに動き出しそうだったけど、この作者さんも同じで今にも動き出しそうな絵で読んでいて本当に楽しかった。
心躍る読書時間だった。
また読み返す、何度も。
日常
町民文化や風俗がわかりやすく描かれています。
ちょんまげのデザインもっと見たかったなー。
蒸す工程は和紙だからできることよね?江戸初期ごろの設定なのかな。
黒繻子の襟とか、ちょっと飛び出している腰紐とか、当時の服飾なんかも興味深かった。
江戸時代をもっと深めてみたくなってしまった。
大阪ヴァージョンも読みたい。
井原西鶴あたり。
何気ない日常を丁寧に少しのユーモアを持って描く感じは上巻と変わらず。
落語や杉浦日向子ら先人の仕事の影響かもしれないけれど、江戸の町民の暮らしってなんかのどかでありながら刹那的でユーモアを処世術にしている印象があって、この作品もそういう系統にあるなぁと。