ちーちゃんはちょっと足りない

あれも欲しい、これも欲しい…。
いつも何か物足りない気がする中2女子、ちーちゃんとナツ。
少し不満で平凡な毎日は、ある事件をきっかけに揺らぎ始めて?(C)阿部共実(もっと!
・秋田書店)

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コメント

  1. user より:

    誰かの「一番」になれない不安はいつまでも付き纏う。
    ちーちゃんとナツは同じ団地に住む幼馴染、優等生の旭とは中学からの連れ友。
    ちーちゃんのぶっ飛びキャラは読めば解るとして、ちーとずっと一緒のいるナツは、ちょっと足りないお騒がせ問題児なちーちゃんの事を心のどこかで蔑んでみている。
    旭は独立独歩で自分をしっかり持っていて、どんな相手にも自己主張が出来る。
    ちーちゃんは独特のキャラで、クラスのどんな相手にも「ちーちゃん」と言う存在として認められており、あちこちに窓口を持っている。
    ナツだけが、ちーちゃんを通してしか外界と繋がれない。
    それに気付いてしまって、学校に行きたくなくなったり、旭とは別世界の住人なんだと世を拗ねてみたり、消えてしまいたくなったりする。
    他者を通して否応なく突きつけられる自分と言うちっぽけな存在。
    表題は「ちーちゃん」なんだが、この作品の本質は大した特徴もない自分に気付いてしまうナツの物語。
  2. user より:

    最初はつまんない日常系な漫画かと思ってたら事件で一気に展開がブラックに変わった(^_^;)これこそ道徳で使うべき作品だわ
  3. user より:

    これも「このマンガがすごい」漫画。
    絵があまり好きじゃないのもあって、サラッと読み流したけど、内容的にもそんなに惹かれませんでした。
  4. user より:

    ナツの心情はよく分かる。

    表面からは読み取れないこのタイプが一番重症。

    好かれたいし、憧れられたいけれど、自発的に行動できず空回り。
    そして自己嫌悪。
    悪循環。

    ちーちゃんよりも周りが見えるし、敏感な分、つらいのかな。

    人に対して誠実に、夢に向かって努力を重ねれば打開できる。

    がんばれナツ!

  5. user より:

    序盤はチビ、普通、メガネの仲良し女の子3人組が
    繰り広げるゆるい日常漫画だが、中盤以降は登場人物が重い現実と対峙してゆく展開に。

    ラストの何とも言えない突抜けた絶望感に戦慄『ダークよつばと!
    』とでも言うべき傑作。

    阿部共実さんは『空が灰色だから』の頃からすごい漫画力のある作家さんだと認識していたけれど、初長編の『ちーちゃんはちょっと足りない』では序盤と終盤で同じ人物でもまったく印象が異なって見える内面描写を見事にされていて上手いなー!
    と感動。

    特に第一話の最後のページと、最終回の最後のページを対比すると同じように見える描写なんだけど、そこから感じ取れるキャラクターの内面の変化に『おおぅ…』となって鳥肌が立つ感じ… これは素晴らしい漫画力。

    読後、いつも『足りない』何かを探し続けて、満たされる事のないナツの今後が心配で仕方無い…
    でもこれって今を生きてる僕らが皆、大なり小なり抱えている病理なんだよね…

    この作品を読んで、阿部共実はチャンピオン出身のギャグ漫画作家と言う事もあって古谷実の後継者になれる人物だな、と強く思った。

    第一話の試し読みがあるので是非読んでみて欲しい。
    http://motto-e.jp/blog/2013/post-63.html

    2014.12.10 加筆「このマンガがすごい!
    2015」オンナ編1位、受賞おめでとうございます!

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