ちーちゃんはちょっと足りない

あれも欲しい、これも欲しい…。
いつも何か物足りない気がする中2女子、ちーちゃんとナツ。
少し不満で平凡な毎日は、ある事件をきっかけに揺らぎ始めて?(C)阿部共実(もっと!
・秋田書店)

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コメント

  1. user より:

    ほのぼのした日常、と思って油断して読み進めていくと、どんどん心がざわついて重たく鬱。

    まさに阿部共実ワールド、独特の空気感で展開していく、何気わない日常の秀逸な描きっぷりが見事。

    どこにでもあるような出来事が描かれているけれど、このモヤモヤする感じ、鬱屈した重たい感情とかうまくいかない感じはじわじわくる。

    ラストもちーちゃんとナツの笑って一緒に歩いている全てを表したコマで終わっているのが、どうしようもなく絶望的な感じがして胸がえぐられる。

    この作者の作品は、ほんわかしているようで、精神的にじわじわとこたえる感じが病みつきになる。

  2. 中学生の思考をリアルに描いている

    前半は中学生のあるあるな日常を描いているが、後半からは中学生が犯してしまった罪に罪悪感を感じるところをリアリティ全開で描かれてて辛くも最後まで読み切れます。
  3. user より:

    うわあああしんどいしんどい
    ナっちゃんリボンかわいいよナっちゃん
    ああーナっちゃんは絶対将来ちーちゃんと疎遠になるんだろうな…。

    ナっちゃんもちーちゃんもダメなやつすぎる…すき…。

  4. user より:

    『空が灰色だから』以来の阿部共実。
    この方が描く女の子の、化けの皮が剥がれていくような瞬間が好きで、これがよく見かける「リアルな作品」という感想にまとめられると思う。
    私もそう思う。

    今回の場合はそれがちーちゃん、と見せかけて「どうせ私だけがクズですよ」のナツちゃんだった。
    「お前こんなに闇を抱えていたのか!
    」と言いたくなると同時に、やはり人はみんなこんな感じだとも肌で感じるので自然と受け入れられてしまう心地良さがある。
    だからこそ、グレてたっぽい藤岡さんが「私だって欲しいものが沢山あるけど手に入らない、みんなそうだ」と言ったのにはグッときた。
    そこまで分かってる彼女はやっぱり人間として成熟とは言わないまでも成長しているのかもしれない。
    結局最後までナツちゃんの成長は感じられず、モヤモヤはするけど、その居心地の悪さ含め人間関係のチグハグ感を表現できていてすごい。

    ナツちゃんがなんの変哲もなく「自殺でもしよっかな」って言った時に今の自分を俯瞰できた気がする。
    そう、自殺することを生きるための選択肢に入れている人は、案外周りからはこんな風にしか見えないものなのだ。
    そういう意味ではナツちゃんのモノローグにはとても共感できた。

  5. user より:

    わかる、とてもわかる。

    でもわからない。
    その子の周りにそんなに人がいるのか。

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